キモは「光の通り道」、ハーバリウムは花材と光のハーモニー!
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「お花がイキイキして見えるし、
光が当たるとより綺麗で素敵でした。」
「どんな色、どんな植物を組み合わせて作っていくか
イメージしながら作りあげていくのが楽しかったです。」
「浮いてくる楽しさや花が大きく見える驚きなど、
いろんな楽しみ方があり、夢中になって作れました。」
「自由にお花を配置できて、
浮かす楽しみもあり、とにかくフリーダムに楽しめました。」
「今までにないお花や植物の楽しみ方が出来るところがステキ。
お手入れもラクチンだしね(笑)」
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■かつて「ハーバリウム」レッスンを受講下さった
「お客さまのお声(一部抜粋)」です。
(頂戴したご感想は、随時メルマガでご紹介しています。)
■最近ではお花屋さんのみならず、
雑貨屋さん、百貨店などでもその姿をよく見かけるハーバリウム。
今なお、驚くほどの人気です。
また、その技術はボールペンやアクセサリーなどといった
(生活)アイテムに至るまでも応用され、
若い女性を中心として、ますます注目を浴びています。
■そもそも、、、
「ハーバリウム(HERBARIUM)」は、
「植物標本」という意味の、全く新しいタイプの「お花(グリーン)の観賞方法」 の一つ。
これまでお花やグリーンをガラスボトルに入れたインテリアはありましたが、
なんと言ってもハーバリウムは、
ボトルの中でフワフワ浮いたお花やグリーンが、
光に反射しひときわ明るく発色して、キラキラと美しく輝くその姿が注目されました。
また、使用する「ドライフラワー」や「プリザーブドフラワー(※)」など
加工したお花やグリーンは、オイルに浸すことにより、
まるで「生花」のようなみずみずしさを放って私たちを魅了します。
(※特殊液に沈めて水分を抜くことで
長期保存できるようにしたお花やグリーンのことです。)
■しかし、
最近では、思わず「光の通り道は?」と尋ねてみたくなるほど
ボトルにギッシリお花やグリーン(花材)を詰め込んだ、
そんなハーバリウムもよく見かけるようになりました。
実際、私(みやび)自身もそのような作品を作ったことがあり、
それはそれで見栄えが良く、可愛いくもあるのですが笑、
あまりに(花材を)詰め込み過ぎると光が回り込めず、光が行き場を失ってしまいます。
それは、
ハーバリウム本来の「魅力」であるところの、
「ボトルの中でフワフワ浮いたお花やグリーンが、
光に反射しひときわ明るく発色して、キラキラと美しく輝くその姿」
を観賞出来なくなってしまう、、、
そして、
実のところ、技術的には
ほとんど教えることがないくらい簡単に作品が出来てしまう、、、
ということでもあるのです。
■だから、
花材はあまり詰め込み過ぎず、
花材と花材の間に適度な空間を作ってあげましょう!
そうすれば、
外から入ってきた光が、オイルの中で反射を繰り返し花材を包み込み、
その花材は光に反射しひときわ明るく発色して、キラキラと美しく輝いてくれます。
それはあたかも
花材と光が調和したような、
共にハーモニーを奏でているかのような、
そんな様(さま)でもありましょう。
■そして、
「適度な空間(=光の通り道)」を作ることは、
「シンプル」ではあるけれど、
「シンプル」だからこそ「難しい」とも言える技(術)なのです。
例えば「和食の出汁」は、
単に「水」と「〇〇」を合わせれば良いというものではありません。
(〇〇には、例えば「昆布」や「煮干し」などを当ててみて下さい。)
水の温度(鍋の火加減、温度調節)や
〇〇を(鍋に)入れるタイミング、〇〇を(鍋から)取り出すタイミング等々
簡単そうに見えるけれど、実は奥が深いものです。
■とりわけ、
日本のモノづくりや芸術、文化においては、
単純に見えることほど、
実は突き詰めるべき部分がより深く、より細かくなるということはよくあります。
「シンプルな奥深さ」とでも言うのでしょうか!?
■とにかく、ハーバリウムは
お花やグリーンの組み合わせだけでさまざまな作品が作れますが、
小さなボトルの中だからこそ、
凝縮された世界観のある物語を生み出すことが出来ます。
これから迎える「ハロウィーン」も、オレンジ色や黒色の花材、
「クリスマス」ならば赤色、白色、緑色などの花材を使い、
(それぞれの)ボトルの中に、
他には無い季節感や物語を演出してみるのも楽しいことでしょう。
■「ハーバリウムは花材と光のハーモニー(調和)」です!
ぜひ、ハーバリウムを制作される際は、
ハーバリウムの「キモ」とも言える
「光の通り道(を作ること)」を意識してみて下さいね。
幾通りにも変化(へんげ)する
あなたオリジナルのハーバリウムは、「フラワーデザイン京都」にてもお作りいただけます。
どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ!
また、随時レッスンも行なっておりますので、ご興味がある方はこちらもご覧ください。
お気に入りのレッスンがみつかるかもしれませんよ。
■それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第92時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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