「梅雨」にまつわる植物は、「梅雨」を乗り切るためのパワーの源!
こんにちは、みやび美歩です。
■6月がスタートしました。
「じめじめ」、「ムシムシ」、
決して「過ごしやすい!」とは言い難い、、、
そんな季節を言い当てた擬態語ですが、いよいよ「梅雨」の到来です。
■昔から「梅雨は梅の季節」と言われています。
確かに、漢字では「梅」の「雨」と書きますが、
実は「梅雨」という言葉自体は、
「梅が熟す時期の雨」、
「黴(カビ)が生えやすい時期の雨 = 黴雨(バイウ)」といった説があり、
「中国」で生まれたと言われています。
我が日本で「つゆ」と呼ばれるようになったのは、なんと「江戸時代」。
「露」や、梅の実が熟して潰れる「潰ゆ(つゆ)」など、こちらも諸説あるようです。
■もともと梅は中国から伝来したもので、当初は生で食べておりました。
その後、奈良時代は燻製に、平安時代になると塩漬けの形になったそうで、
江戸時代に入ってからは、
赤紫蘇の葉で漬けた梅干しが、庶民の食卓にも並ぶように、、、
■ご存知のように、「梅干し」にはさまざまな効能があります!
主な効能はコチラ(↓)、、、
・消化を助け、食欲不振を解消します!
→ 酸味の素であるクエン酸が胃腸の働きをアップします。
・肥満防止、肌荒れ解消、美白効果があります!
→ 肝臓の働きを助けて老廃物を体外に排出します。
・血栓症を予防し、疲労回復を助けます!
→ 血液を弱アルカリ性に保ちます。
・夏バテ防止、熱中症を予防します!
→ 良質の塩分を補給してくれます。
このように「効能」を振り返ってみると、
「梅」という植物の、生命力にあふれたとてつもない「パワー」を感じますね(笑)
■平安時代の中期には、梅干しの「効用」が記された書物も残っていたようで、
古から「梅干し」が、
人々の生活に欠かせない貴重な「パワーの源」であったことを、うかがい知ることが出来ます。
そして、
現在に至るまで、さまざまな効能が実証されてきています。
ぜひ、、、
例えば、ご飯のお供に、煮物など料理に使ってみたりいろいろ活用して、
このうっとうしい梅雨の時季を、爽やかに、元気に乗り切りたいものです。
■もちろん、
梅は「植物」なので
熟すタイミングは気温や天候の影響を大いに受けますし、
収穫した梅を何に使うかによって、収穫する時期も変わります。
「梅で(何かを)、、、」とお考えの方にとっては、
まずは何を作りたいのか、
そのためにはどのような梅が必要なのかは、十二分に確認しておく必要はありますね。
■梅は雨によって水分を与えられ、晴れて日光を浴びて、、、
という天候の変化の繰り返しによって、どんどん成長していく植物と言われます。
そのため、梅の収穫は早くても「梅雨入り」をしてから。
また、
梅はどんどん成長していくので、
雨が多くなってきたタイミングで、
梅の実を見ながら収穫時期を決めていくのが習わしのようですよ。
■今年の梅雨は、
ぜひ「梅」のパワーで、
爽やかに、そして元気に乗り切っていきましょう!!
■それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第82時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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