とある「芸術」の楽しみ方
こんにちは、みやび美歩です。
■本格的に紅葉の季節を迎え、「深まる秋」を感じています。
日本の秋は、初秋、中秋、晩秋と、
それぞれに趣があり、
植物の「色の変化」を最も楽しむことの出来る季節ですね。
■「紅葉現象」などは、あたかも大自然が作り出した「芸術」であり、
季節の移り変わりを実感させてくれる、
「秋の景色(の一つ)」と言えるのではないでしょうか。
巡る四季に感謝しつつ、
二度とは戻らない貴重な瞬間を、じっくり味わいたいものです。
■とはいえ、
その「紅葉現象」はいかにして起こるのでしょう?
、、、
詳細はまだ判っていないそうですが、
現在のところは、葉の内部に蓄積された糖類によって、
「アントシアン」」系の紅色の色素が形成されるためと言われています。
(★「アントシアン」とは植物の花、葉、幹などに含まれる色素群のことです。)
■光合成の盛んな春夏の間は、
葉の内部で生産された物質が樹の中へと移動するのですが、
秋になると葉柄の基部 ( 枝と葉の間 ) に離層ができて移動が困難になり、
それが糖類に変わり、蓄積された糖類から紅の色素が生じるのだそうです。
つまり、
「離層ができる」とは、樹木の本体とのつながりが切れてしまうこと。
落葉への準備、冬を迎えるための準備であり、
「死」への準備であるとも言えますね。
■フレッシュ(生花)を扱っていると、
時に、人の「生から死」を強く意識することがあります。
それは同時に、「今を大切に生きる」ことへの示唆を与えてくれる、
私(みやび)とっては、とても有意義な時間となっているのですが、
近頃は、私(みやび)も人工的に作り出されたお花
(プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーといった、いわゆる「造花」)
との触れあいが多くなりつつあります(汗)
■見渡せば、普段は人工物に囲まれ、
何とも「無機質な空間」で過ごすことの多い私達。
だからこそ、自然(物)を求め、
かつ、「心豊か」な生活、「心豊か」な暮らしと、盛んに取り沙汰されるのかもしれません。
時には慌ただしい日常を離れ、
大自然が作り出した「芸術」の中にスッポリ身を委ねてみるのも、
「豊かな心を育む」ための、一つのキッカケとなるやもしれません。
■継続してレッスン(ワークショップ)にお越し下さる中の少なからぬお客様が、
お花や植物といった「自然」に触れることによって、
「心が洗われるようで、感受性が豊かになった。」
「彩りのある毎日を実感出来るようになった。」
「生死について考えるようになり、生きて(生かされて)いることに感謝出来るようになった。」
「無心になれる時間が、心に余裕やゆとりをもたらせてくれる。」
などのご感想をお寄せ下さったり、
また、直接私(みやび)に語って下さいます。
■自然が作り出すその圧倒的な美しさは、
どれだけ人間が挑んでもかなうことはありません。
緑から燃えるような赤へのグラデーションは、私達を魅了してやみませんね。
「芸術の秋」です!
ぜひ、この時季ならではの大自然が作り出した芸術を、
太陽のもと全身で味わい、堪能されてみてはいかがでしょうか?
■しかしながら、、、
万一、そのような機会に恵まれないと仰る方は、
ぜひ、「ワークショップ、レッスン情報」にご注目下さい!
■まもなく迎える「クリスマス」に思いを馳せながら、
リース、スワッグ、あるいはガーランドを作る過程で、
直接、ヒバやユーカリなどの「植物」に触れ、
その手触り、色彩、香りなどを通し、直に「自然」を感じることが出来ますよ。
その後はクリスマスまで、また、それ以降も玄関や屋内に飾り、
日々、植物の色や形など「変化」を刻一刻と楽しむことが出来るでしょう!
まさしく、
大自然が作り出した芸術を堪能し得る、またとない機会なのではないでしょうか!?
、、、
皆さまからのお申し込み、お問い合わせを心よりお待ち申し上げております。
皆さまと、「芸術」を楽しむ機会に恵まれますこと楽しみにしています!
それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第52時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
最後に、
11月11日(土)にワークショップを行います。
フリースタイルのワークショップですので、
ご興味のある方はこちらもご覧ください。
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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