視覚(色)と心(感情)の結びつきから、五感を鍛える大切さを知る!
こんにちは、みやび美歩です。
■秋が深まるとともに、お花やグリーンも渋い色が増え、
気分的にもダークカラーに手を伸ばしたくなる今日この頃です。
花束やアレンジメントにおいては、
茶色く色づいたグリーン(植物)や熟した(木の)実の色合わせも、
この時季ならではの「楽しみ」の一つであるのかもしれません(笑)
■さて、
私達は、普段あまり意識することなく「五感」で世界と触れていますが、
見て、
聞いて、
触って、
香りをかいで、
味わって、、、
その働きは、
当たり前ながら、(私達が)生きていく上で欠かせないものです。
■しかし、
ここ数十年、私達は特に「視覚」に頼った世界で生きてきた、
とも言えるのではないでしょうか?
視覚による刺激を受け続けてきた結果、
時に、「感覚は『 視覚 』に支配されてきている」とすら感じます。
■中でも、
とりわけ「色」は、私達の感覚(感情)と強く結び付いています。
例えば、
赤い色の部屋に入ると「暖かさ」を感じ、
体温や心拍数、脈拍が上がり興奮状態になる、と言われます。
逆に、
青い色の部屋に入ると「冷たさ」を感じ、
神経や感情の高ぶりが抑えられる沈静効果がある、と言われています。
■さらには、
私達は進化の過程で「緑」に守られながら生活をしてきました。
人が「生物」として陸に上がった時最初にしたことは、
外敵から身を守るために「葉に隠れた」ことではないか(?!)という説があります。
「緑」に助けられながら進化してきた過程で、
人のDNAの中に
「緑」を『 安全 』と感じる要素が、自然に書き加えられていったのかもしれません。
■まだまだ、はっきりとした解明はされていないようですが、、、
疲れた時、ストレスを抱えている時、
ちょっとした息抜きに
自然の中をドライブしたり、自然の中に身を置くと、
何だか心がホッとして、
まるでエネルギーがチャージされたかのように感じるのは、
無意識のうちに(人の)あらゆる感覚を介して細胞レベルで
『 安全、安心 』を感じている一面があるということなのかもしれません。
■そして、
「緑」という色は身近なところでは、
青信号(呼び方は「青」でも、実際は「緑」です。」)や
避難経路の看板などにも使われています。
そのメッセージも、やはり『 安全 』や『 安心 』です。
このように私達は、
「緑」に対して『 安心感 』を抱くようになっていったのです。
■実に、
「色」という視点から考えてみると、
私達は気付かぬうちに
身の回りにあるさまざまな「色」に影響されながら生きています。
よって、
自然界でさまざまな色を持つ「花」や「グリーン(植物)」が、
美しく、可愛らしい、また凛々しくもあるその姿や形、
瑞々しい手触り、芳しい香りでもって、
人の五感(視覚、嗅覚、触覚)を刺激するというのも、何だか頷ける気がします。
■さらには、
それら感性を刺激する「花」や「グリーン(植物)」は、
人の喜怒哀楽や感性、感情を司ると言われている右脳に直接働きかけるため、
花やグリーンを見たり、近くに置いたりすることによって、
私達の気持ちや行動に変化を起こすと考えられています。
■四季の移り変わりは、私達の五感を刺激してくれるものです。
季節の花を愛で、月を眺め、風の音を聴く、、、
五感に響くものを、素直に感じたまま受け入れること、
季節の移り変わりと共にその様相を変える、
木々や草花、土や水に触れ、自分の感性や五感を刺激をすること、
身近な暮らしの中にある自然に目を向けて、
自然から感じた、ありのままを受け入れることが大切なのかもしれません。
■「人は感情(感覚)が動いた時に行動します!」
あなたの感情が大きく動くポイントはどこにあるでしょうか?
かくいう私(みやび)は、
やはりお花やグリーンにまつわること、、、
型や形はどうであれ、
何かしらそれらと関わっている瞬間(とき)に大きな動きを感じます。
■「あなたの感情が大きく動くポイントは、
いったいどこにあるのでしょうね!?」
こうして(不定期ながらも、汗)配信している「メルマガ」ですが、
ほんの僅かでも、
あなたの感情を動かす「何か」をお届け出来ているとするならば、
配信者(私・みやび)としてはこの上なく嬉しく思います。
それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第48時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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