展示作品について③ @sui東山さま
京都 / 東山 にある、Art branding cafe「sui 東山」さまでは3月より、フランス印象派を代表する画家の一人、「ピエール=オーギュスト・ルノワール」をテーマにしたお料理と、アートな空間が提供されています🍰☕🍴
コチラ(⬇)は【 ルノワール / 都会のダンス 】へのオマージュ作品ですが、展示中唯一、屋外にてお客さまをお迎えしています🏡
作家としては日々天候が気になり、毎晩祈るような思いで眠りに就くのですが💦💦😅
「雨に濡れた姿が、より美しい💞」とのお客さまのお声もあり、そのままに…☔🌧
そんな「都会のダンス ( P3 ) 」とは…?🤔
ブルジョワの邸宅で緊張気味にエレガントな都会のカップルを演じているのは、18歳のシュザンヌ・ヴァラドンと、友人のポール・ロト✨💃🕺✨
すましたお顔のシュザンヌは流行のバッスルスタイルで、シルクの夜会服に身を包んでいます。
(※バッスルスタイルとは19世紀のヨーロッパで流行した、スカートの後ろの部分にバッスル (カゴという意味) と呼ばれる腰当てを入れ膨らませたドレススタイルです。日本人が洋装を始めた頃のドレスもバッスルスタイルだったよう… )
重量感のある白いドレス…
絹布地の擦れる音が踊りの動きとともに聞こえてくるようですね 🎵
髪飾りの白と淡いピンクが素敵なアクセントになっています⚛️
ところで、
印象派の技法に限界を感じ、模索していたルノワールにとって、アルジェリアとイタリアへの旅は、とても意義のあるものでした🇩🇿🇮🇹
特にイタリアで出会った「古典主義」の名作には強く心を動かされたよう…💕🖼
「色彩は物の形を表すものであって、ボリュームを与えるものではないことを悟り、輪郭は明確に、構図は単純に、色彩は明瞭に…」
次第に、ルノワールは「古典主義への回帰」と言えるような表現方法を取り入れるようになっていきます🎨
古くから「ダンスシーン」は画家たちにとって、好まれ描かれてきたモチーフの一つ。ルネサンス期ともなると、神話を描いた絵画や宗教画にも頻繁に登場しています🕺💃
本作で「ダンス」をテーマにしていることも、(ルノワールの)古典主義への回帰と言えるのでしょうね😉
花資材を絵の具に見立て、一枚の絵を描くように「色彩」を表現しています💮もちろん、(花資材は)こだわりの〈フローラルーム・セレクト〉で💎
私(みやび)の作品から「ルノワールの世界観」を少しでも感じ取っていただけましたら、作家としてこの上ない喜びです。
ぜひ、お早めのご来店をお待ち申し上げております🤗
なお、お席のご予約、お料理についてのお問い合わせは、直接お店にお願いいたします!
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【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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