エドゥアール・マネの「花瓶の中のシャクヤク」

日々の暮らしの中にお花があると、それだけで日常が少し豊かに感じられるものです🌼

そんなお花のパワー(=魅力)を体感していただくため
お届けしている

【お家(うち)で額画(がくえ)®️】❗️


第4回は、
エドゥアール・マネの「花瓶の中のシャクヤク」です✿

エドゥアール・マネの「花瓶の中のシャクヤク」

エドゥアール・マネの「花瓶の中のシャクヤク」



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額画(がくえ)®️とは、

「花で描く絵画」をコンセプトに…

一般的に色合わせが難しいと言われる「アーティフィシャルフラワー(いわゆる「高品質な造花」と呼ばれます🌹)をメインに

リボンやパワーストーンなどの副資材を絵の具に見立て、

額の中に絵を描くようにして完成させた「アートな壁面作品」です🎨



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マネは友人で詩人のシャルル・ボードレールの

「現代生活こそが、現代の芸術家にとって価値ある主題だ❗️」

という主張に共感し、新たな方向性を見いだすことになります📝



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生粋のパリジャンだったマネは、

パリでの生活を謳歌する同時代の人々を取り上げ、
都市の遊歩者として、都市の生活を描きとめることを選びました🖌️

また、このような主題に加え描き方も革新的…

マネは、塗った絵の具が乾く前に次の絵の具を塗るという新たな技法を用いて、鮮やかな色彩を画面に導入します🎨



この試みは当時の保守的な人々には受け入れられませんでしたが、

発表する作品がスキャンダルとなるにつれ、
新しい絵画のスタイルを生み出したとしてマネの名は世に知られるようになります✨✨

彼の周りには、若い芸術家たちが集まりました😃

  • エドガー・ドカ
  • クロード・モネ
  • ポール・セザンヌ
  • ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • アルフレッド・シスレー
  • カミーユ・ピサロ

…と、のちに印象派と呼ばれることになる画家たちです☘️


モネが「印象派の兄」なら、マネは「印象派の父」と言える存在📌

印象派展にこそ参加することはありませんでしたが、印象派を含めた絵画の近代化はマネから始まっています。



マネが推し進めた「近代化」には2つの大きな特徴があります。

① 絵画の平面性を追求したこと

②それまでの絵画に物語性や意味性が盛り込まれていたのに対して、画家が感覚的に美しい、興味深いと感じたものを描いたこと

、、、

マネが始めた絵画の純粋化は、のちに抽象芸術となって花開きます❇️

古典に敬意を表しながらも優れた美術の基準を疑うマネ。

彼は西欧美術を根本的に変えてしまったのです、、、



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【お家(うち)で額画(がくえ)®️】❗️

お楽しみいただけましたか❓
少しでも心穏やかな時間となりましたら嬉しく思います🌼

ぜひ、コメント、ご感想などいただけましたら嬉しいです😉




【この記事を書いた人】

フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)

「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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