シーズン前に押さえておきたい「花」のこと ~その3~ 「使ってみたい!、美しい桜言葉(さくらことば)<※造語>
■私たち日本人が愛してやまない「花」といえば、
やはり「桜」ではないでしょうか!?
古くから桜を愛でてきた日本人は、
その花(桜)にまつわる言葉をたくさん作ってきました。
たとえば、「花冷え」「花曇り」など、、
普段馴染みのあるものから、あまり耳にすることのない言葉まで。
■今年のお花見シーズンも、多くの人々が桜を愛でるため出掛けることでしょう。
お花見席で、あるいは日常生活において何気にさらっと、
桜にまつわる美しい日本語を使いこなせたら、
あなたはきっと粋な桜人(さくらびと)(笑)
まずはお気に入りの「桜言葉(さくらことば)<※造語>」を選んで、
そして使ってみませんか?!
■ちなみに「桜言葉」とは、
「『桜』が入っている言葉」と、
「桜を意味する『花』という字が入っている言葉」
を集めた「造語」です。
まず、
◎「『桜』が入っている言葉」は、、
- 「桜狩り(さくらがり)」 ⇒ お花見をすること。
- 「朝桜(あさざくら)」 ⇒ 朝の霞を受けて咲いている、清らかで美しい桜のこと。
- 「こぼれ桜(こぼれざくら)」 ⇒ 満開になって零れ落ちる桜のこと。またそのさま。
- 「桜流し(さくらながし)」 ⇒ 桜を散らしてしまう雨のこと。
- 「徒桜(あだざくら」 ⇒ 散りやすい桜の花。転じて、はかないもののたとえ。
- 「桜人(さくらびと)」 ⇒ 桜を愛でる人のこと。
次に
◎「桜を意味する『花』という字が入っている言葉」は、、
- 「花時(はなどき)」 ⇒ 春のいろいろな花が咲くころのこと。とくに桜の咲くころ。
- 「花あかり(はなあかり)」 ⇒ 桜の花が満開なので、夜でもほのかに明るく見えること。
- 「花冷え(はなびえ)」 ⇒ 桜の花が咲くころに寒さが戻ること。
- 「花曇り(はなぐもり)」 ⇒ 桜の花が咲く時期の曇った天気のこと。
- 「花筏(はないかだ)」 ⇒ 水面に桜の花びらが列のようになって、筏に見える様子。
- 「花の雫(はなのしずく)」 ⇒ 花から滴っている雫のこと。
- 「花の浮橋(はなのうきばし)」⇒ 散った花びらが水面に敷き詰められて浮橋のように見える様子。
■、、、いかがでしたか?
普段馴染みのあるものから、あまり耳にすることのない言葉まで。
「『桜』が入っている言葉」と「桜を意味する『花』という字が入っている言葉」、
意外と(?!)たくさんありましたね。
ぜひ今年は、
「花冷え」の頃ですが、、「桜狩り」に出かけてみませんか?
少しでも、あなたのお役に立てましたら幸いです。
■それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第108時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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