思いを形に、、花(グリーン)の可能性は限りなく!
■「お願いがあるのですが・・」で始まった一通のメールは、、、
「友人が、新しいオフィスに引っ越しをしました。
男だけのむさくるしい事務所になっていると思うので、
かわいらしくて、長く飾れるお花をお届け出来たらと思っています。
何か良いものがありますか?」
普段からお世話になっている、Iさま(男性)からのお花のオーダーでした。
■当初は、
まさしく「インテリアフラワー」と言わんばかりの、
白と黄緑色を基調とした作品(アーティフィシャルフラワー)をご提案した私(みやび)。
しかしながら、
先方さまへの思いや、先方さまのイメージ、費用感などヒアリングを進めていくにつれ、
オレンジ、ピンク、赤や白、黄緑色など
明るいお色味の作品(プリザーブドフラワー)をデザイン、アレンジさせていただきました。
■人の思いは「形」として見えない、あるいは見えにくいものです。
しかし、
何とか形にしたくて、その手段(の一つ)として花(グリーン)を選択されたのであれば、
思いに耳を傾け気持ちを想像し、思いを花(グリーン)に託してさしあげたい、
そのように考えています。
お客さまが花(グリーン)を通して表現したいこと、伝えたいことは何であるか?を理解し、
漠然としたイメージを掘り下げ、
より具体化出来るように、いろいろな角度から丁寧にヒアリングを行うよう心掛けています。
■ただ、綺麗な花を並べただけでは人の思いは表現出来ません。
大切にしているのは、
それぞれの花やグリーンの個性を見極めて、それを上手に引き出すこと。
(、、、引き出せるよう心掛けています。)
■花やグリーンは、同じ種類でも一本一本、異なる個性を持っています。
茎が太いものもあれば、細長いものもあり、大きさもそれぞれ違います。
花の向きが同じものは、一つとしてありません。
また、(その)個性を際立たせるにはどんな飾り方や合わせ方が良いのか、常に考えます。
さらに、空間を意識するならば、色彩や素材等の相性にも考えは及びます、、、
つまり、花やグリーンの色合いや質感、光沢の有無等も、
いかに空間となじませるのか、相対するもので際立たせるのか、といったことですね。
■今回は
Iさまの思い、
そして、Iさまのご友人に対する優しさを形にするため、
(メールでもって)ヒアリングの時間を頂戴いたしました。
■「友人が、とても喜んでおりました。
急なお願いにも関わらずありがとう。また、よろしく!!」
(先日お目にかかる機会があり、)
両目が無くなるほどニコニコされていた、Iさまからの「お言葉」です。
■「笑顔が全てを語っている!(!?)」
「全ては笑顔が語っている!(!?)」
そう、私(みやび)は解釈しております(笑)
Iさま、ありがとうございました!
■正解も不正解もないからこそ、可能性は無限大に広がっていきます。
自分のスタイル、デザイン、好み、
あるいは、ヒアリング(の効果)やコミュニケーションによって、
(その)マッチングの可能性は無限大になることを、感じた瞬間でもありました。
それこそ、花やグリーンを楽しむ醍醐味なのかもしれません、、、
■それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第56時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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