「タイトル」は作品に華を添え、作品を言葉で言い表せる唯一の場!
「これを作らなかったら、きっと私(みやび)は後悔するっ!」
そうまで思わせたその作品のタイトルは、「クリスマス☆情熱の赤リース」。
インスタグラム(の投稿)にひと目惚れし、、、
それでもひと晩、「どうしようか???」と考えあぐねるも、
やはり!!
「これを作らなかったら、きっと私(みやび)は後悔するっ!」
そう思い心を決め(笑)、
過日、AFD(アミューズフローラルデザイン)協会代表の
@yukiko_chelseagarden 先生に直接ご指導いただいて参りました。
(制作した作品は、後日インスタグラムにアップする予定です。ぜひご覧下さい!)
⇒ https://www.instagram.com/miyabi_miho/
■赤いバラに赤いラナンキュラス、
赤いスプレーローズにアジサイまでも、使っているお花は全て「赤」色。
もちろん、色の濃さ(強さ)や大きさ(ボリューム)、高さに至るまで異なってはいるものの、
その絶妙な赤い花の集合体は、
作品である「リース」を「大人っぽく」、そして「モダン」な印象に。
■また、花材選びや制作におけるポイント、
お花(作品)に対する思いをお聴きする過程では、
大事な言葉を取りこぼさぬよう、
(一言一句とまでは言わないにしても、)
私(みやび)のペンを持つ手はただひたすらに、スラスラ、スラスラと走っておりました(笑)
■作品を通じて特に興味深く感じたのは、
タイトルとは「自分の作品を言葉で言い表せる(表現できる)唯一の場」である、ということ。
どんな想いを込め、あるいはどんな意図でもって制作したとしても、
ひとたびデザイナーの手を離れてしまうと、
見る人それぞれに、見たいように見、受け取りたいように受け取り、
さらにはそれぞれの意味付けをしてしまう。
それは私(みやび)にとっても然り、、、
■一(いち)デザイナーが、
作品だけを見てもらい、
「その想いや意図を感じ取ってほしい!」
「全てを理解して欲しい!」などというのは到底不可能な話で、
やはり人である以上、
言葉で伝え、説明を添えて初めて「相手に伝わる」ことがあるものです。
■だからこそ、
完成した作品にタイトルを付けることで、
まさしく花に「華を添える」ことができるのであり、
作品を幾通りにも見(魅)せることができるのではないか?と、そんなことを思ったのです。
私(みやび)自身を振り返ってみると、
もちろん、これまでに幾つかの作品に対しタイトルを付けたことはあります。
しかしながら、
「作品に対しタイトルを付けること」に少々恥ずかしさもあり、
というよりも、
「作品に対しタイトルを付ける」ことにあまり思い入れがなかった、というのが正直なところ。
■、、、
「なんてもったいない(こと)!」、そんな心の叫びもありました(苦笑)
今後は「タイトル」含め「作品!」として、
制作過程での花(材)やグリーンとの対話を通し、「タイトル付け」にも重きを置こう、と。
「花(材)やグリーンと向き合う時間」をこそ大切にしていたつもりでしたが、
タイトルは、その時間をこそ「言葉で言い表せる(表現できる)唯一の場」でもあったのです。
そう思うと、「花(材)やグリーンにも失礼だったのかな?」と密かに反省もいたしました。
■もちろんこれまでも、
少なからぬ「ひらめき」から幾つも「タイトル付け」を行ってきましたが、
今後は「より注目の」タイトルが多く並ぶことと思います(笑)
そのような角度からも、
今後の私(みやび)の作品をご覧いただき、ならびに評価いただけますと嬉しく思います!
■世の中には、お花に限らず
「タイトル付けされた(タイトルのついた)作品」が多くあふれています。
本日のメルマガ(の内容)が、
今後の皆さまのあらゆる作品に対する「鑑賞方法」に
ちょっとした「スパイス(!?)」にもなり得ましたらそれもまた大変嬉しく、、、、
なり得るよう期待しております(笑)
■■それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第100時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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