好奇心の赴くままに、、、 そこから広がる「まだ見ぬ新しい世界!」
こんにちは、みやび美歩です。
■五感を刺激するような非日常空間に身を置くと、
新しい発見や世界が垣間見え、
眠っていた好奇心が呼び覚まされていく感覚になります。
新しいモノに出合い、新しい発見や視野が広がること。
ドキドキ や ワクワクといった心沸き立つ感覚は、
人生の何ものにも変えがたい経験や、
心の成長を実感できる、
そんな瞬間(時間)を引き寄せてくれるものですね。
先月、ご縁をいただき「苔玉作り」に挑戦しました。
苔玉(こけだま)とは、
植物の根を用土で球状に包み、
そのまわりにコケ植物を張り付け糸で固定したものであり、
インテリアの一部などとして飾られる。
コケ玉、草玉とも言われます。
■苔玉に使うは、「初雪かずら」という植物の苗。
力強く根を張ったその植物(初雪かずら)は、
葉の緑も一段と濃く、色鮮やかでなんとも艶っぽい(笑)
「私(初雪かずら)、生きているよ!」とでも訴えかけてくるかのごとく、
勢いと言おうか、「生命力」を感じさせられるものでした。
■(苔玉用の)土を手でこね練っていくと、
次第にそれは粘土質へと姿を変えていきました。
薄手の透明手袋をはめているとはいえ、
両の手に伝わってくる土の温かさ。
「温もり」と言い換えた方が良いのでしょうか?!
これが、土を触り癒される感覚なのかなぁ、と(笑)
■丸く丸く、土を「玉」形へと形成します。
丸く丸く、、、
やがて、丸くなった玉(形)に、
次は、初雪かずらの苗がちょうど入るくらいの穴を開けます。
一方で、初雪かずらは苗の土を少しだけ払いました。
こちらは、少しさらさらとした土。
■両手のひらを使い、
粘土質な苔玉用の土で初雪かずら(の苗)を優しく包み込みます。
これまた、丸く丸く、、、
次第に初雪かずらの根を覆っていた土は、
完全に粘土質の土に包み込まれ、
玉形は「しずく」形へと姿を変えるのでした。
■しずく形に整えた後は、
乾燥苔(プリザーブドフラワーの苔を使いました。)を貼り付けてゆきます。
ポロポロこぼれ落ちる苔と格闘しながら、
ほぼ全体に苔を貼り付けると、
次はその苔が落ちないように糸でグルグル、、、
糸をしっかり巻き付け、正真正銘の「苔玉」の完成です。
最終的に私(みやび)の苔玉は、しずく形の苔玉へと着地させました。
苔玉から勢いよく顔を出す初雪かずら(の茎)。
茎から生えている葉っぱは、苗(のまま)だった時よりも、
不思議と元気にすら見えたものです。
その後は、初雪かずらの苔玉の顔(正面)を決め、
苔玉に「飾り紐」を巻いてゆきます。
■赤、紫、そして黄緑色の三本を、
三色(三本)で一本の紐に見えるよう巻き付けるのです。
それぞれ隙間が出来ないように並べながら向きを揃えつつ、
好みの形に巻き上げ、、、
その姿は、まるで日本の古くからの遊具の一つである
「手鞠(てまり)」に倣ったかのようなそれであり、
色彩鮮やかな糸が織りなす「美(しさ)」でもありました。
■正直なところ、
最初は慣れない土仕事(というほどでもありませんが汗)
に少々戸惑いもしましたが、
土を触り、生きている植物の根や葉を見て、
あらためて「いのちの大切さ」について考えさせられました。
■苔玉に飾り紐。
千年の歴史と伝統が薫る京都に連綿と受け継がれてきた文化や産業。
現代にも息づくその美意識や手技の世界を、
「組み合わせのおもしろさ」を味わい楽しむことによって、
より身近に感じる時間となったのですが、
何より嬉しいのは、
自分だけの「オリジナル」な苔玉、であるということ。
「面倒かな?」と危惧していた管理方法も、
思いのほか簡単で、私(みやび)の苔玉に対するイメージは一新されました。
好奇心の赴くままに、、、 そこから広がる「まだ見ぬ新しい世界!」を覗いてみませんか?
僅かながら、
また新しい世界の扉を開けた気分になれたのは、
何より、我が「好奇心」がキッカケです。
あなたも、
あなたの「まだ見ぬ世界」を少し覗いてみたくはありませんか?
何より大切なのは、
ご自身の好奇心に素直になること、
ご自身の好奇心を尊重すること、なのではないでしょうか?
■好奇心の赴くままに、、、
とにかく歩みを進めてみること。
一歩を踏み出し動いてみること。
それが五感を刺激し、
新しい発見や視野を広げることに繋がっていくのでしょうね!?
■ドキドキやワクワクといった感覚に心が沸き立っている時、
あなたの目の前には必ずや、
あなたの「まだ見ぬ新しい世界!」が広がっているはず。
あなたの「まだ見ぬ新しい世界!」とはいったいどんな世界なのでしょう?
■皆さまのご体験やご経験も、ぜひ共有いただけましたら嬉しいです。
本日は、
苔玉作りを通していろいろ、、、
思いを馳せた私(みやび)の、9月のとある1日のご紹介(笑)
■それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第97時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
>>詳細プロフィール 続きはこちら