「時(とき)」を大切にしていますか?
6月10日は「時の記念日」です。
「時間」というのは、
誰にでも平等に与えられた、私たちに必要、かつ、大切な、二度と取り返すことの出来ないもの。
「時は金なり 」、
「 Time is money 」と言われますが、
「あなたは、時(間)を大切にしていますか?」 あるいは「時(間)を大切に出来ていますか?」
時は天智天皇の時代、
日本で初めて設置した水時計である漏刻(ろうこく)が、時を刻み、鐘を打ち鳴らしました。
日本書紀には、
「漏刻を新しき台に置く。始めて候時(こうじ)を打つ。鐘鼓(しょうこ)を動す。」
と記されていますが、ちょうどその日が「6月10日」。
水時計は、容器に水が流れるよう設置され、その水面の高さの変化で時間を計る仕組みとなっていました。
夜には使えない日時計に比べ、
当時としては、非常に正確に時間を示すことが出来た、貴重な「時計」であったことでしょう。
1920年になると、「時の記念日」が制定されます。
時間の大切さに対する意識を広めるため、「時間を守る」というスローガンと共に始まった記念日なのだそうですが、
今では、「過ぎ去った時間の尊さを考える日」という意味合いも、強くなってきているようです。
「時の記念日」を機に、
ご家族やご友人など大切な方々と、二度とない大切な時間を共に過ごし、
楽しく過ごした思い出の時間と、これから訪れる大切な未来の時間について、
時には、じっくり考えてみられるのも良いのではないでしょうか?
新たな気付きや発見が、幾つも目の前に広がる、、、
あるいは、かつてはぼんやりとしていた背景が、徐々に色彩豊かになって行く、、、
そんな経験をされるかもしれません。
今、各地で梅雨入りしています。
(とはいえ、今日は梅雨の中休み?!のよう、実に過ごしやすいお天気でした、笑)
ひとたび雨が降ると、
外出時には傘など荷物が増えるばかりか、歩けば靴や足元が気になり、
その上、車が横切れば水ハネも気になるし、、、など
全くもって「うんざり」と仰る方は、結構(?)多いかもしれません。
しかし、
色とりどりに行き交う傘は、
あたかも、一面にこんもりと咲き乱れるアジサイの花であるかのような、、、
そんな景色にも見えませんか?
農作物や植物にとっては恵みの雨、
もちろん、私たちが生きていくにも必要不可欠な雨は、
雨の日にしか見えない景色を創造し、私達に、また新たな気付き(の機会)をも与えてくれています。
そして、
雨上がりには、
滴でキラキラ輝く新(深)緑の葉っぱや、水溜まりに映る青々とした木々など、
(晴れた日には見ることのない、)いつもとは違った発見(の機会)さえもあるのです。
ぜひ、この時季ならでは、
「雨」の日と、梅雨の中休みのような「晴れ」の日の、コントラストを楽しんでみてはいかがでしょうか!?
これもまた、「とき(時季)」を大切に過ごすことの一つであるような気がしてなりません。
それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第29時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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