花に学ぶ「無常迅速」
「無常迅速(むじょうじんそく)」という禅の言葉があります。
「人の世の移り変わりが極めて早いこと」を表した言葉ですが、私達(いえ、私(みやび)だけ?)は、
心のどこかで、人生はまだまだ続くと錯覚している、
あるいは、
心の奥で、そうであってほしいと願っている、、、のではないでしょうか!?
時間はいくらでもあるように思ってしまいがちですが、
「人生は有限であり、二度と取り戻すことができない」ことは明白です。
何となく過ごそうが、有意義に過ごそうが、同じだけ時間は流れて行きます。
そして、
何不自由なく暮らしていると、そんな当たり前のことになかなか気付けずにいるもの。
さらには、
近くにあるものほど見えにくく、失うまで、大切なものに気付かないものです。
同じような日々を繰り返しているようでも、全く「同じ一日」の繰り返しはありません。
平凡で退屈に見える毎日も、小さな変化や気付きに目を向けると、必ず新しい発見に満ちているものです。
数日前より、毎日必ず通る玄関に、一輪「生花」を飾ってみました。
出掛ける際は、元気づけられ送り出されて、
帰宅時は、ふわっと感じる心地よい香りが、優しく温かく迎え入れてくれ、、、
毎日必ず通る場所だからこそ、ほんの少しの変化が嬉しく、楽しい時間になっています。
人と同様、花も生きているからこそ、「無常迅速」を教えてくれるのでしょう。
小さな変化や気付きに目を向け、新しい発見に満ちてみたいと思うなら、
「花を飾ってみる」は効果アリ(!?)かもしれませんね。。ぜひお試しを!!
それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第27時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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