人の数だけ、、、

■「天下分け目の晩餐」を一部再現される(!?)とあって歴史好きの私(みやび)は、

何はさておき、過日「京懐石 美濃吉烏丸店」さんへ行って参りました。


【京懐石 美濃吉烏丸店さん】

https://www.minokichi.co.jp/shops/12



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■1582年(天正10年)5月、

天下統一を目前にした「織田信長」は、盟友「徳川家康」を安土城に迎えます。

その時、「饗応」役を命じられたのが、かの「明智光秀」。

 (※饗応とは、酒や食事などを出して人をもてなすこと)



■真面目で融通が利かず神経質なところがある光秀と直情独裁型の信長は、日ごろからそりが合わなかったと言われますが、

信長は光秀の実力を認め、彼は丹波、山城、近江他の所領を与えられる織田家筆頭の家臣となっていました。

その信頼があってこその「(饗応役)任命」!


■その日、光秀はここぞとばかり贅を尽くした宴を準備したようですが、

その料理の内容に信長は激怒したとか!??

光秀は饗応役を解任され、ちょうど中国毛利攻めに出ていた「羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)」の援軍として中国への出立を命じられます。

そして、三国の所領は没収。

信長は、その代わりとして攻め取ってもいない毛利の土地を与えるという冷酷過ぎる命令を下しました。


■饗応役を外され、領地は没収、

その上ライバルの下について働けと命じられた光秀の屈辱は、いかばかりであったか?・・

その約半月後、ついに光秀は運命の決断をするのです。(、、ご存知、「本能寺の変」へと続くのです。)

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■「本能寺の変」の引き金になったとも言われる「家康饗応メニュー」。

まず献立に登場するのは、何と言っても、現在も高級魚の代名詞である「鯛」。

川魚が食卓のメインだった内陸部では、鯛はとりわけ「ごちそう」だったようですね。

また、川魚料理の王者である「鯉のなます」も、もちろん献立には登場しているよう。。

「うるか(鮎の塩辛)」や独特の香りの「鮒鮨」など比較的入手が簡単な川魚は保存食アレンジで、

入手困難な海の幸は新鮮なものが揃えられたところに、饗応の力の入れようが感じられます。

また、山椒をピリリと利かせた「きじ肉」も、当時の食事の定番です。

■とにかく、海と川、山の幸を取りそろえた豪華絢爛な饗応食。

信長の怒りの真意はどうであれ、

「天下分け目の晩餐」にふさわしい、

時代の粋を集めた五つ星メニューであったことは間違いないようです。。


【京懐石 美濃吉烏丸店さん】のお料理はコチラ(↓)でお楽しみ下さい!

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=823613781359355&id=100011322215939

いずれの食材も大変美味しくいただきました。(ご馳走さまでした!)


■ところで、「逆臣」のイメージが強い明智光秀ですが、

ここ最近驚いたことに、

なんと!「(光秀が)来年の大河ドラマの主役に!」というニュースを耳にしました。

悪役の印象が強すぎて、あまりに結び付かなかった「主役」の座。


■しかし、歴史上の英雄たちはしばしば、時代によってその人物像が変わってきています。

新たな資料が発見されるたび、さまざまな憶測が飛び交うところではありますが、

時代の変化によって「見方」も変わってきているのかなぁ、と。

同じ人物も、見方によっては「英雄」にも、

はたまた「悪役」にも成り得るというところでしょうか?!


人の数だけ、、、


■そう言えば、、、

5月の「額画展」にお越し下さったOさま(女性)も同様のことを。

以下のような「ご感想」を頂戴いたしました。


■(ここから)


昨日は色々な作品が見れて、本当に良い経験が出来ました。

同じ物を使っても、全然違う作品になるのが見てて楽しかったです?。

次回作る時にインスパイア出来ると良いのですが(笑)


(ここまで)


■Oさま、ありがとうございました!



まさしく、同じテーマ(私<みやび>の場合は「モネの睡蓮」でありましたが、)であっても、

作る人によって全く違った(印象の)作品が仕上がり、

見る人によってもまた、それぞれ異なった(印象の)作品となり、

人の数だけ「楽しみ方」はあるのだなぁと、改めて実感いたしました。


■そして、もう一つ強く感じたこと。。

それは、、



「だからこそ私(みやび)は、オーダーはもちろん、レッスンにおいても、

 作品に対する皆さまお一人お一人の率直な「ご感想」が知りたくなるのです。」



ということ。ご感想を拝見し、

「私(みやび)自身が(作品制作の振り返りを)楽しみたい?!(笑)」、、

それも当然あるのでしょうけれど、

それ以上に、「今後のサービス向上のために「ご感想」が知りたくなるのです。

(振り返りつつ改善を、、皆さまにより楽しんでいただけますよう努めて参る所存です。)」


Oさま、

ぜひともインスパイアしていただき、その後の「ご感想」もよろしくお願いいたします(笑)

本当に「額画展」へのご来場、ならびに「ご感想」をありがとうございました。

また、7月20日は「サマーリース」のレッスンですね。

Oさまに楽しんでいただけますよう、鋭意準備いたしております。

当日は、どうぞよろしくお願いいたします<m(__)m>


■さておき、

「〇〇は△△だ!」

「〇〇は□□であるべき!」

そんなふうに決めつけ、思い込んでいることで、

視野が狭くなったり、あるいは、せっかくの楽しみを逃していること、、

思いのほか、たくさんあるかもしれないよね??


「天下分け目の晩餐」に、そして、「Oさまのご感想」に、

ふと、そんなことも思った次第です(苦笑)



■あなたはいかがでしょうか?

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大切なあなたに、

この私(みやび)が出来ることがあるとするなら、、

ぜひ、次の「■レッスン情報」もお見逃しなく!!

■それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第114時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。





【この記事を書いた人】

フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)

「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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