今宵は、、上を向いて!

こんにちは、みやび美歩です。



■一年で一番美しい満月の夜。

 そう!

 今日9月24日は「十五夜」、「中秋の名月」です。

 今宵は「お月見」にちなんだ

 ご予定がおありの方も多いのではないでしょうか!?

今宵は、、上を向いて! フラワーデザイン京都


■もともと「お月見」は、

 平安時代に貴族の間で流行したのが「始まり」と言われます。

 貴族たちは水面に映った月を眺め、

 和歌を詠んだり雅楽を楽しみながら、宴に興じたのだとか。


■その後、

 江戸時代に入ってから庶民たちも十五夜を楽しむようになるのですが、

 貴族のように月を眺めるのではなく、

 収穫祭や初穂祭の意味合いが大きかったようですね。



 十五夜のころは、稲が育ち、間もなく収穫が始まる時期。

 無事に収穫できる喜びを分かち合い、感謝する日でもあったようです。


■ところで、

 昨年の中秋の名月を

 あなたは覚えていらっしゃいますか?

 、、、昨年の中秋の名月は、「10月4日の水曜日」でした。

 (もうお気づきでしょうか?!)

 つまり、

 「中秋の名月」は祝祭日のように定められた(一)日ではないのです。

 (※なかには、ハッピーマンデーのため日にちが変動する祝祭日もありますが。)


■では、どうやって中秋の名月は決められているのでしょうか?

 かつて使われていた旧暦では、

 1月から3月は春、

 4月から6月は夏、

 7月から9月は秋、

 10月から12月は冬 と決められていました。

 そして、

 (7月、8月、9月の)秋の、ちょうど真ん中の8月を「仲秋」と呼び、

 その8月の真ん中、15日の夜の月を「中秋の名月」として愛でる習慣があったようです。


■現在の新暦は旧暦と1~2か月のズレがあるために、

 「9月7日から10月8日の間で、満月が出る日」を「十五夜」としています。

 ちょうど夜も涼しく、空が澄んでいる頃。

 この時期の過ごしやすい気候が、

 お月見の季節として親しまれる理由の一つになっているのです。

 ちなみに、来年2019年の十五夜は、

 「9月13日の金曜日」です! ぜひ覚えておいて下さいね(笑)


■また、

 地域によって違いはありますが、お月見には「お供え」をするのが決まりです。

 まず、よく知られているのは「ススキ」でしょうか!

 ススキは秋の七草の1つ。

 白い尾花が稲穂に似ている、魔除けになるという理由で供えるようになりました。

次に、「月見団子」ですが、

 丸い団子を月に見立て、感謝の気持ちを表します。

 団子の数は(十五夜なので)15個を、ピラミッドのように積みあげ供えます。

 これは一番上の団子が霊界との「懸け橋」になると考えられていたから、

 なのだそうです。


そして、「農作物」もありますが、

 里芋、栗、枝豆など

 収穫されたばかりの農作物を供え、豊作に感謝していたようですね。

 なかでも「里芋」を供えるのは一般的で、

 中秋の名月は「芋名月」とも呼ばれています。

 このように、お供えには一つひとつに深い意味があるのです。

■ぜひ今宵は、

 過去の歴史に、

 古くから伝わってきた風習やその意味合いに思いを馳せつつ、

 ゆっくりと満月を眺めてみてはいかがでしょうか!



 きっと、何か感じるものがあるはずでは?


普段、携帯電話やパソコン、

 あるいは本を読んだり食事時でさえ、下を向くことの多い私たち。

 今宵くらいは上を向いて、、、

 少しお天気が心配ですが、

 また、くれぐれも風邪などひかれませんように!


■最後に、、、

 昨年10月10日のブログでも、「中秋の名月」について触れています。

 中秋の名月から日々の暮らしを楽しむヒントが!


>『「変化」を楽しみ、心豊かな時間を!』


 あなたのお役に立てましたら嬉しく思います。


■それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第93時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました





【この記事を書いた人】

フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)

「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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