意外に(!?)、「〇〇」こそサプライズに最適な花!
■不老長寿の薬草として、
古来より人々に愛されてきた「キク」。
格調高く、縁起の良い「秋」の花として知られていますが、
最近では、一年中手に入れられるようになりました。
■豊富な花色、花形があり、
色とりどりにかっこよくも、また可愛くもあり、
変幻自在なその姿は、古くから人々を魅了してやみません。
とはいえ、
残念ながら
「キク」=「お供え用の花」というイメージが強くて、
お見舞いには避けたいお花としても知られています。
■また、
お正月の飾り花にも、
好みのものをと思いながらも、
つい、お供え用に多く見られる
白や黄色のキクを選んでしまいがち、、、
■そのような背景もあり、
つまるところ、
キクは、
残念ながら「花贈り」のイメージからは縁遠い、
そんな印象ですね。
■しかし、
何と言ってもキクは「花もち良い」のが特徴で、
お手入れ次第では長期間、
その美しさを愛でることが出来るお花でもあるのです。
赤や濃いピンクのボンボンみたいなキクならば、
とても濃い色をしているので、
その花があるだけで、その場はとても華やかになります。
■さらに、
キクは一般的に、
「高貴」「高潔」「真の愛」「清浄」「生命力」と
素敵な「花言葉《日本語》(※1)」を持っているので、
贈られた方にとっては、
ラッキーなお花と言えるかもしれません。
■ちなみに海外では、
キクは普通の花と同じ扱いで、
仏事に使うような大輪の菊も
いけばなにしたり、
アレンジして花瓶に生けたりして楽しんでいるようです。
■米国在住の友人によると、
現地では、
色とりどりの「キク」を庭で育てる人も多いのだとか。
また、ヨーロッパでは、
消費者からみて、
「マム(※2)ほど買いやすいお花は他にはない」と言われており、
「マム」人気は高いのです!
■ゆえに、
華やかなマムの「ブーケ(花束)」なら、
「プレゼント」に最適のお花とも言えるかもしれません。
■まもなく迎える
「愛妻の日(1月31日)」も、マムはオススメ!
サプライズを仕掛けるには、
とっておきのお花なのではないでしょうか?!
■ただし、、、
花の色や種類によっては「花言葉」も変わります。
「花贈り」に向かないものもあるので、くれぐれも注意は必要です!
■以下、(※1)(※2)はご参考に!!
(※1)~色別の花言葉~
紅色(赤色)のキク:愛情
白色のキク:真実
黄色のキク:破れた恋
スプレー菊(スプレーマム):あなたを愛します
寒菊(カンギク):けなげな姿
寒菊(カンギク):真の強さ
(※2)~キクとマムの違いについて~
日本の国花である「キク(菊)」は、
中国が原産地で、日本に渡来したのは奈良時代です。
その後、長い年月をかけて日本独自に品種改良され、
現在、切り花として楽しまれているのが、「輪菊」と「小菊」。
花持ちは抜群ですが、花色が少ないのが難点です。
対して
「マム」は、同じく原産地中国から渡米・渡欧し、
欧米で品種改良され、
日本に輸入されたお花のことを言います。
スプレーマムやピンポンマムは、
マムに分類され、
キクほど花持ちはしないのですが、
花色が非常に豊富で、
毎年新品種が誕生しているのが特徴です。
■それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第63時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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