枯れない「生花」があるんです!

お花屋さんの店頭に並んだ色とりどりのお花は、その時期の旬のお花です。

眺めているだけで楽しい気分にもなれば、

季節の移ろいを感じる瞬間が、
改めて「日本に四季がある」ことを気付かせてくれる、そんな良い機会でもあります。

つい、日常に忙殺されていると、季節の移ろいなど無関心になりがちですが、

(たった一輪でも)花やグリーンを飾る習慣を身につけていると、「季節感のある生活」を意識するようになるものです。

とはいえ、生花はいつか枯れてしまうもの。

「この綺麗なお花、ずっと枯れないでいてくれたら、、、」

そう!、私(みやび)も過去何度思ったことでしょうか!

けれど、そんな願いを叶えてくれる魔法のような「お花」が、1991年フランスに生まれました。

その名も「プリザーブドフラワー」です。

画像の説明

プリザーブド(preserved)とは「保存」を意味しますが、

生花に特殊保存加工をすることで、そのやわらかい感触やみずみずしさをそのままに封印。

自然な風合い、鮮やかな美しさは、生花と見間違えるほどです。

メーカーにより違いもありますが、

特殊保存加工といってもオーガニック(有機)保存液や食用の着色料を使用しているので、人体や環境にはやさしく出来ており、

植物の樹液を有機保存液と着色料に置き換えるという、とても高度な技術によりその美しさを保っています。

生花のような茎カット、マメな水やり、さらには、花器の掃除などはいっさい不要!

カラーバリエーションが豊かで、生花には実現しない「ブラック」などのカラーも作り出せるのです。

お花やグリーンは好きだけど、

水換えや後処理が面倒、忙しくてお花屋さんに行く余裕がない。

けれど、お花やグリーンは大好き、お花やグリーンに癒されたい、という方には特にお勧めです!

花粉が無いので花粉アレルギーの方にも年中楽しんでいただける、本当に魔法のようなお花(グリーン)なのですよ。

インテリアとして、または、ご自分へのご褒美に、
さらには、ウエディングブーケにギフト、大切な方へのプレゼント、お誕生日や記念日など、あらゆるシーンを華やかに彩ってくれます。

一方、プレゼントされた方にとっても管理の負担がないので、
お祝いやギフト、お見舞いなどのシーンにも活躍してくれ、「贈り物」としても最適です。

パリを中心にヨーロッパでは、「プリザーブドフラワーアレンジメント」はワンランク上の高級感のあるギフトやインテリアとして定着しています。

近年の日本でも急速に広がり、メモリアルギフトやブライダルフラワーなどの分野では、今、最も注目のアイテムの一つ。

パリコレにおいては、日本のトップデザイナーがメイン装花にプリザーブドフラワーを使用し、話題になりました。

バラ以外にも、ガーベラ、カーネーションやアジサイの他、グリーン(類)まであり、次々と新しい商品が開発されています。

プリザーブドフラワーは、ほんの少し「環境」を気にしてあげるだけで、より長く楽しむことができるお花(グリーン)です。

「お取扱い」につきましては、以下ご参考になさって下さい!!

【 花楽(かがく)の時間~第31時限】でご紹介しました、みやびの「プリザのトリセツ」、

今日ここに再掲させていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

《 プリザのトリセツ 》

 ~プリザーブドフラワーのお取扱いについて~

■プリザーブドフラワーは非常にデリケートですので、直接手で触れないでください。ホコリ等は柔らかい筆等でやさしく払ってあげてください。

■水をあげる必要はありません。水をかけると色落ちの原因となりますので、絶対に水をかけないでください。

■可燃性のため、火気厳禁です。

■直射日光のあたる場所や、湿気の多い場所は避けてください。褐色や傷みの原因になります。特に多湿な状態では、花びらが半透明になることがごさいますが、湿度が下がると元に戻ります。

■高温多湿の所では植物から染料がにじみ出る場合があります。人体に無害ですが、壁や床、布(カーテン等)、衣類等につかないようにご注意ください。

■プリザーブド溶液は親油性のため、油性塗料やニス、プラスチック等と直接触れないようにしてください。お花が貼り付いたり、色染み等の原因となります。

■アレンジにはワイヤーを使用している場合がございます。お子様やペットが触れたり、口に入れないよう十分ご注意ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第38時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。




【この記事を書いた人】

フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)

「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
>>詳細プロフィール 続きはこちら

みやび美歩 プロフィール




コメント


認証コード7964

コメントは管理者の承認後に表示されます。