コミュニケートしたいのは「無意識」という分野!
先日、とある作家の展示会に出掛けました。
友人と一緒だった私は、しばらくは、互いに感想を述べ合いながらも歩みを進めていました。
しかし、しばらくすると、
「いつものように」、後ほど合流する時刻を決め、そこからは別行動。
共に、自身の趣味嗜好に従い、自身のペースで、誰に邪魔されることなく展示を鑑賞し、その時間を楽しんだものでした。
その友人とは共感するところが多く、たびたび展示会等一緒に出掛けます。
けれども、十人十色。
やはり、興味関心が全く同じという訳ではないので、「お互い変な気遣いはせず充分楽しむ!」と決めて以来、
先に記したように、「いつものように」別行動をしています。
そんな展示会での行動に、ふと思ったことを今日はお届けしたいと思います。
いつもとは少し違った【 花楽 (かがく) の時間 】です(笑)
昨今、私達は、非常に多くの情報の中から、自分に合った情報のみを取捨選択しています。
とりわけ、インターネットの普及により、世の中の仕組みは大きく変わりました。
限られた時間を生き、変化し続ける環境の中に在る私達は、
時に、(かえって)情報が多くありすぎるために、
何が本当で、何を信じれば良いのか分からなくなることも、少なくありません。
おそらく、取捨選択(という行為)は、
私達の普段の思考や行動、意思決定に深く関わりのある「潜在意識」に影響を受けます。
そして、
人が何かを求めるとき、
(例えば、モノを購入し所有したり、何かを始めたり、利用するときなど)
そこには「理由」があります。
あるいは、その対象物に何らかの「価値を見いだす」と言い換えても良いのかもしれません。
それは、
「○○な機能が得られる」といった(モノやサービスなどの)「機能的な価値」だけでなく、
それによって自分自身が「△△な気分になれる」という、気持ちや感覚などの「情緒的な価値」、
そして「□□な自分になれる」という「自己表現的な価値」です。
もちろん、機能や技術(機能的な価値)も魅力的です。
しかし、今はそれ以上に
自分自身のありたい(なりたい)姿や、
自分自身の「お気に入り」や「自分らしさ」を追求した先の価値観とか、ライフスタイルを表現することの方に、
より重きを置いている、より価値を見いだしていると感じます。
「自分が興味あるものによって、いかに個性を表現できるのか!?」
「自分の生活や人生にどのような意味や自己肯定感をもたらすのか!?」
といったことに思いを馳せ、考えを巡らせているように思われます。
人にはそれぞれに異なる価値観があって、「自己表現する」価値への意味合いもかなり変化しつつあります。
と同時に、今や、直感や感覚に働きかける「コミュニケーション」のスピードは、とても速くなっています。
多くの情報が溢れている中で、
「自分にとって何がいかに大切で、どう受け止め、どう活かして行くのか、、、」
そのような自問自答が、今後ますます重要になり大切になるのだろう? と思えてなりません。
その一方で、
情報を発信(提供)する側にとっては、
&deco(18,b){人の気持ちや欲求に働きかけ、人が「何となくいい」と思わず惹かれてしまう、
この言語化できない 感覚(センス)を表現する(あらわす)ことが出来なければ、取か捨か、選択されることもありません。};
私(みやび)も不定期ですが、こうしてメルマガをお届けしています。
ただ、
「花」というモノではなく、
「花の魅力」という形のない、人の気持ちや欲求に働きかけるところのモノをお伝えしています。
「花に対して、私(みやび)自身が惹かれる『 感覚という無意識の分野 』を表現し、
皆さまの『 感覚という無意識の分野 』に働きかけるコミュニケーションを意識した、
【 花楽 (かがく)の時間 】をお届けして行きたい」
ふとそのようなことを思い、展示を楽しみつつ、さまざまに気付きを得た次第です。
次回は、ワークショップにご参加下さった方々の「ご感想」をお届けする予定です・・
楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。
それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第25時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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