必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ!
「必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ」
織田信長の名言です。
信長自身、自分に言い聞かせていた言葉だったのかもしれません。
また、
「必死に生きることは辛く大変なことも多いけれど、流れに任せて(惰性で)生きていく人生で、本当に良いのだろうか?」
と、そんな「問い」を投げかけられている気さえします。
三英傑の一人である織田信長は、
理想とする世界を具体的にイメージし、理想を実現するために戦い続けていました。
「戦いは、決して「戦」で戦い続けるのみならず、
人生のあらゆる場面において戦い続けていなければ、
それは、生きていても死んでいるようなもの、、、」
そんなふうに考えていたのではないかと推察します。
何かを成し遂げようとする時、辛いことや困難に多々遭遇することもあるでしょう。
しかし、逃げずに立ち向かわなければ、それらを乗り越えることは出来ません。
「必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ」
信長の言葉は、私達に「必死に生きることの大切さ」を伝えてくれるようです。
そして、同様に(私達に「必死に生きることの大切さ」を)教えてくれるのが、「花」や「植物」です。
重力に逆らって上へ上へと伸びる花や植物は、偉大なパワーを持っています。
人類が誕生する遥か昔から地球上に誕生し、過酷な環境を耐え抜いてきました。
そして、私達の五感を十二分に満足させた後は、潔く散って行く運命にあります。
季節の移ろいの美しさを、敏感に感じながら暮らしてきたのが、私達「日本人」です。
「生から死まで」を身近に感じられるのは、やはり、日本に四季があり、
季節が分かれているからこそ、味わうことの出来る楽しみの一つなのかもしれません。
特に都心部に住んでいると、自然に触れ合う機会が少なかったり、
窓を開けると、すぐ隣の壁であったり、、、寂しい気分になることも、よくありますね。
日々の暮らしに花や植物を取り入れれば、それだけで四季を感じられます。
今、私達に必要なのは、必死に生きる花や植物の、あるがままの姿なのかもしれません。
ただそこにあるだけで人の心を優しくさせる「花や植物」は、
日々の暮らしを豊かにさせる、そんな魔法のアイテムなのではないでしょうか?
、、、そうであるなら、枯れ行く姿は、きっと「光を放っている」ことでしょう。
それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第16時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
【この記事を書いた人】
フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)
「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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