催事や風習より「四季」を味わう!

日本の催事や風習は、日々の暮らしの中に 「日本に四季がある」 ことを、強く思い起こさせてくれます。

画像の説明

催事や風習が、旬の花や植物、あるいは旬の食物と深く結びついていることは、決して珍しくありません。

例えば、「春分」という季節の節目に食べる物として「ぼた餅」がありますが、
この「ぼた餅」などは、まさしく日本の風習に起因しており、この時季の植物と深い関係があるのです。

「春分の日」に食べる「ぼた餅」、

これについては、ぼた餅と似たような食べ物~「おはぎ」~と勘違いされておられる方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

、、、

しつこいようですが、
春分の日に食べるのが「ぼた餅」です。

「ぼた餅」と「おはぎ」は呼び方が違うだけで、そもそも全く同じ食べ物であり、
「呼び名」を分けるところに、日本の風習が起因しています。

それぞれを漢字で書くと、、

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「ぼた餅」は「牡丹餅」、

「おはぎ」は「お萩」。

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「牡丹」は春に咲く花、

「萩」は中秋の名月のお供え物

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とされています。

お花や植物に関心のある、
この「メルマガ読者の皆さま」なら、既にお気付きですよね?!

つまり、

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「ぼた餅は春分の日に食べる」

「おはぎは秋分の日に食べる」

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のが正しいと言われています。


日本の催事や風習と、花や植物、さらには食べ物との結びつき、繋がりなど、、、
ゆっくり紐解いて行くと、実に興味深いですよね?!


「弥生3月」 の 「弥生」 の文字には、

「弥」 には 「いよいよ」 や 「ますます」 、「生」 には 「生い茂る」 という意味があり、

「草木がだんだんと芽吹く時季であることを表している」 と言われます。


ぜひ、身近なお花や植物に、より一層の関心を持って目を向けられて下さい!

「暑さ寒さは彼岸まで」 、季節の節目にお彼岸があります。

これからの時季は、ますます(季節が)移り変わってゆく様 (さま) を五感で味わい、楽しむことの出来る季節です。

「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」、さらには「味覚」と五感をフルに働かせば、
日々の暮らしの中にある「催事や風習」と 「日本に四季がある」 ことの結びつきを、必ずや実感されるはず。

、、、桜の開花も待ち遠しいですね!

それでは、【 花楽(かがく)の時間 ~第13時限 】
最後までお付き合い下さりありがとうございました。




【この記事を書いた人】

フラワーアーティスト みやび美歩
(アーティフィシャルフラワーデザイナー協会(AFDA)認定デザイナー)

「アーティフィシャルフラワーを 《ツール》から《アート》へ昇華させたい」との想いを持ち、アーティフィシャルフラワーだからこそできる「表現」の探求、個展・ワークショップを開催中。
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